デンマーク旅行(1)海外一人旅のトラブル

デンマーク一人旅

Hej! こんにちは、amikoです。デンマークの首都・コペンハーゲンで、宿泊先のマンションからブログを書いています。2日経ったのですが、時差ボケと筋肉痛が治らず、あまり予定通りにいっていません。(ブログも毎日書くとか言っておきながら…)しかも1日目はトラブルがいくつかありました。今日は失敗談と教訓をシェアする回にしたいと思います。

1. 乗り継ぎ2回の航空券に要注意!恐怖のタイムリミット

乗り継ぎ2回の航空券、最初は買おうか迷ってたんです。でも、安かったし、トランジットの時間も2回とも短かったし、航空会社の「エティハド航空」も良さそうな感じがしたんです。往路のルートは、成田〜アブダビ〜フランクフルト〜コペンハーゲンでした。(フランクフルトとコペンハーゲンなんて近いんだから、乗り換えるのがもったいないということにも、もっと早く気付けば良かった…)

成田空港で「エティハド航空」のカウンターでチェックインしたとき、カウンターのお姉さんに「フランクフルト〜コペンハーゲンは、ルフトハンザという別の航空会社になるので、フランクフルトで改めてチェックインしてくださいね」と言われました。eチケットを見直してみると、確かに「ETIHAD AIRWAYS(LUFTHANSA)」と書いてありました。まぁ面倒だけどなんとかなるかな、とそのときは思っていました。

まず、「ルフトハンザ」のチェックインカウンターを探します。最初は自力で探そうとしたのですが、迷子になるのも嫌だったので、すぐに空港のスタッフらしき人に聞きました。「あっちの方にあるよ」と言われたのでその方向へ行くと、「ルフトハンザ」のサービスカウンターの場所を示す黄色い標識がありました。それを頼りにさらに歩いて行くと、発見。短めの列が出来ていました。このときすでに結構な距離を歩いていましたが、まだ余裕だと思っていました。ですが、チェックインの手続きをしているイカつい見た目のお兄さんが、超さばくのが遅い。ここで少しずつ焦り始める…。

自分の番になり、お兄さんは変わらず無表情でゆっくりと作業。(ゆっくり作業すること自体が悪いとは思いません)機械を使って出したチケットをまじまじと見つめて、私に手渡しながら、「Hurry up」と一言。「え、Hurry up?」と聞き返すと、次の一言は「Dush」。『まじか〜!』と心の中で叫びながら、とりあえずチケットを握りしめてダッシュしました。

次に私に与えられている情報は、「A4」で搭乗手続きをするということ。途中で見つけた係の人に、「A4ってどこですか?」と尋ねると、「まずはあそこでパスポートを見せないとね」と言われました。入国審査は最終目的地のデンマークでするとばかり思っていたので、拍子抜け。『そう言えば、ヨーロッパにはシェンゲン協定があるから、一番最初に到着する国で入国審査するんだっけ』

入国審査はなんとかサクッと終わりましたが、その後の手荷物検査は行列。しかも結構厳しいので、なかなか列が進まない。(成田より厳しい、アブダビが一番緩かったかも)
ようやく自分の番になり、強面のおじさん検査官と対面。私の持っているパスポートを確認すると、強面の表情が少し緩んで、「ミズ」「エキタイ」と日本語で話してくれました。持っている化粧品や、飛行機内でもらった100ml以下の水、ノートパソコンなどすべて鞄から出して見せ、検査を通過。最後は「サヨナラ」と送ってくれました。

しかし、一番大変だったのがその後でした。A4の矢印の標識を頼りにひたすら走ったり、歩いたりと進むのですが、なかなか矢印がなくならない。埼京線渋谷駅を彷彿とさせる動く歩道を走ったり、従業員の人しか通らなさそうな階段を駆け下りたり、エレベーターでまた上の階へ行ったり、『自分はいったいどこに向かっているんだ?』と思うほど。フランクフルト国際空港、恐るべし。

そして汗だくになりながら、ようやくA4の搭乗口に到着。ゲートが閉まってる…!搭乗口のお姉さんに「すみません!もうこの便行っちゃいましたか!?」と聞くと、「これから手続き開始なので大丈夫ですよ(笑)」。自分があまりに必死だったのか、笑われてしまいました(笑)でも、間に合って良かった〜!
ルフトハンザ緊張感が解けて、飛行機の中からご機嫌で空や地上の景色を観ていたんですけど、すぐに酔って気持ち悪くなってしまいました。なんだかんだで一生忘れられないフライトになりそうです。「乗り継ぎ2回の航空券を買う場合は、時間的なリスクや身体への負担を覚悟すること」それが今回の旅の最初の教訓となりました。

2. 使い方を間違えると罰金!デンマークの交通系ICカード

コペンハーゲンに着いて真っ先にやろうと思っていたのが、空港で「Rejsekort Anonymous」という交通系ICカードを買うこと。日本で言うところのSuicaやPASMOのようなカードなのですが、前回のデンマーク旅行のときに使って便利だったので、また買おうと思っていました。

しかしこのカード、使い方を間違えると全然お得じゃなくなってしまうんです…。
Rejsekortまず、カード代で80DKK(日本円で約1,400円)かかります。バスや電車、地下鉄をたくさん使う場合、1日でも元が取れるようなのですが、これだけは忘れないでください。「降りるときに必ずチェックアウトすること」(改札はないのですが、チェックイン・チェックアウトする機械があります)これを忘れると、70DKKが自動的に引き落とされます。私もうっかり忘れてしまい、罰金を取られてしまいました。

もちろんこのミスは自分が悪いのですが、そのときはたった2駅しか乗っていなかったので、ちょっと悔しかったです。交通系ICカードの使い方は各国によって違うので、間違った使い方をしないためにも、事前に調べておいた方が良いと思います。ちなみにデンマークの場合は、現地在住ブロガーの方の記事に詳しく書いてありました。デンマークに行かれる際は要チェックです。(→記事はこちら

そう考えると、日本の交通系ICカードってユーザーに優し過ぎませんか。新規につくる場合デポジットはかかるけどカード代は無料ですし、万が一チェックアウトを忘れても、駅員さんに自己申告すればちゃんと清算してくれますし。(そもそも改札があるからチェックアウトを忘れることはほとんどないですよね)東京よりも人口は圧倒的に少ないとは言え、コペンハーゲンは田舎ではないのに、なんで改札をつくらないんでしょう?キセルも減ると思うのに。とても疑問です。

3. Airbnbはチェックインするまで安心できない!

Airbnb」はいわゆる民泊のサイトで、自分の家やマンションなどを短期滞在者の人向けに貸したい人と、そこに泊まりたい人をマッチングしてくれます。一昨年カナダに行くときに友だちにおすすめしてもらってから使うようになったのですが、なかなか良いんです。

ホテルだとあまりないような素敵な家に泊まれたり、(一軒家を貸し切ることもできます)また、ビジネスホテルと同等かそれ以上のレベルの部屋が、安い価格で泊まれたり、良いことがたくさん。ですが、Airbnbは予約して終わりではなく、ホストの人と積極的に連絡をとらないといけないですし、チェックインするまで安心できません。

私が今回予約したのは、マンションの一室で、プライベートルームとバスルームがあり、リビングやキッチンはホストファミリーと共有という部屋でした。渡航の一週間前にホストから連絡があり、「7月はバケーションで家にいないから、セルフチェックインしてね。鍵は近くのお店の人に預けておいたからその人から受け取ってね」と言われました。

Airbnbのチェックイン方法はさまざま。これは事前にきちんと確認しておかなかればいけません。私も十分連絡を取り合ったつもりだったのですが、それでも一筋縄にはいきませんでした。

まず、ホストから指定されたお店に行き、その店員さんから鍵を受け取りました。ここまでは順調、よし。受け取った鍵は2つ、マンションのエントランスの鍵と、部屋の鍵。とりあえずエントランスを探すと、なんとエントランスがブロックごとに分かれていて、たくさんある…!それぞれに番号がついています。『そういえばホストに住所教えてもらったときに聞いたな』そして、その番号のエントランスを鍵で開けようとすると、『え、開かない…!』

何回トライしても開かず、鍵を受け取ったお店の店員さんに聞くことに。すると店員さんは少しキレながら、「知らないよ?自分でなんとかして!」と。まぁそりゃそうか、と思いましたが、ホストからの連絡では、「お店の店員さんはすごく良い人だから安心して!」って言ってたのに…。

仕方なく、マンションの近くを通り過ぎた人に聞くことに。(こういう場合はすぐホストに電話した方が良いことは分かっていたのですが、海外で使える電話を持っていなかったので)
最初に聞いたデンマーク人のお姉さんは、「私このマンションには住んでないのよ、ごめんね。大丈夫?」突然見ず知らずの外国人が話しかけたのにも関わらず、すごく良い人でした。そして次に話しかけたデンマーク人のお兄さんは、運良くマンションの住人で、「分かった!ちょっと試してみるね」と。

そしてなんと、ドアを開けてくれました…!『え、なんで、同じ鍵なのに?』
そのドアは「鍵を刺して回しながら押す」という開け方だったんです。それなのに自分はずっと「引いて」いました。「引いてダメなら押してみる」焦っていると、そんな単純なことまで頭が回らなくなってしまうんですね。

しかし、続きはまだあります。エントランスに入ってみると、目の前に部屋のドアが2つ。扉には何も書いていないので、どちらか分かりません。仕方ないので、両方に鍵を刺してみて、開けられる方に入ろう、と思って開けようとするのですが、どちらの扉にも鍵が合いません。『なんでなんで…?』と思っていると、一方の扉の中から「誰だ!!」という怒鳴り声が。

「ごめんなさい!間違えました!」と大声で謝ります。すると中からスキンヘッドのいかにも怖そうなおじさんが出ててきて、「なんなんだ!!」と怒られてしまいました。「すみません、○○さんの家に泊まらせてもらうのですが、部屋が分からなくて…」
「知らねーよ!2階か3階にあるんじゃねーの?」
そうなんです。私はここで、ホストの部屋が何階にあるのか聞いていなかったことに気付きました。怒ったおじさんは全然悪くないと思います。私だって知らない人にドアを開けられそうになったら恐怖です。一歩間違えていたら、警察を呼ばれていたかもしれません。

あんなにホストと連絡をとって色々聞いたのに、なんで一番重要な部屋の階数を知らなかったんだろう。聞かなかった私が悪いのか、教えてくれなかったホストが悪いのか。お互い様だと思いますが、なんだかショックでした。そのあと無事に部屋を見つけ、中に入ることができました。

結果的になんとかなりましたが、運が良かったというだけですね。Airbnbは機会があればまた使いたいのですが、ホストがうっかり大事なことをサイトに掲載し忘れたり、教えるのを忘れている場合があるので、自分から「ゼロから100まで聞く」くらいの姿勢でないといけないなと思いました。

「デザインのあるところ」を探して語るブログなのに、カテゴリータイトル「一人旅をデザインする」なのに、全然デザインと関係ない記事になってしまいました。でも、無事にトラブルたちを成仏させることができたのではないかと思います。
“おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。”今はそんな気持ちです。


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amiko
編集者、デザイナー、宣伝のお仕事などを経験。現在は「デザインライター」として活動中。プログラマーとしてもお仕事をしています。好きなことは、読書、音楽(主にジャズ)、旅行。

3件のコメント

  1. こんにちは!コペンハーゲン在住者ブログを運営しているMadsenと申します。この度は当ブログのリンクをつけていただきありがとうございました。

    デンマークにいらっしゃっているのですね!
    一見のんびりとした国ではあるものの、マンションの入り方や交通機関の利用法など、やはり細かいところで日本との違いがありますよね。

    ICカードで70kr引き落とされてしまったとのことですが、デンマークは全体的に罰金が高いです。本当のキセル乗車や自転車の交通規則違反などでは現在750krが請求されます。(しかも年々上がっています。10年ほど前は500krでした。)駅を整備して改札を設置するよりも、こちらの方が効率がいいとデンマーク人は考えているようです。。

    初日から他にもいろいろとトラブルを経験されたようで、大変でしたね。。今は落ち着いて観光を楽しまれていることを切に願います。

    もし、今後もなにか滞在中に困ったことなどがあればいつでも連絡してください!

    それでは、いい滞在になりますように。デンマークを目一杯満喫していかれてください!

    1. コメントありがとうございます!
      ブログ拝見させていただいておりました。
      罰金とても高いですね。歩きタバコの罰金などはないのでしょうか。(とても多いので気になってしまいました)
      今はコペンハーゲンを離れてオーフスに来ています。
      またデンマークについて教えていただきたいことがありましたら、ぜひご連絡させてください。
      ありがとうございました。

      1. こんにちは!今オーフスにいらっしゃるのですね!こぢんまりしていて居心地がいいので私的にはコペンハーゲンよりも好きな街かもしれません。

        歩きタバコ多いですよね…子連れでいると特に気になります。。
        こちらは歩きタバコについては特に規制はありません。

        逆にカフェやレストラン内での喫煙は全面禁止となっています。この点については大賛成なのですが、やはりポイ捨てなどが多いのが気になりますよね。

        今年は例年にない暑さとなっていますが、日向での熱中症などお気をつけください。滞在中はお天気が続くといいですね。

        では良いご旅行を!

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