能とジャズ、余白の芸術

能とスウェーデン・ジャズ

 先日(2023年5月16日)、「スウェーデン・ジャズ・ウィーク2023」のプログラムの一つとして、宝生能楽堂にて上演された「能とスウェーデン・ジャズの邂逅」を鑑賞してきました。能を観ることも、能の舞台で演奏されるジャズを聴くことも、私にとって未知の体験でした。

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真夜中の図書館で、わたしは夢をみる

The Midnight Library

 私は今、雑誌『ナショナルジオグラフィック』の最新号(2023年5月号)にある「極北の野生を記録する」の記事に掲載されている、フィヨルドの写真を眺めている。ノルウェー領スヴァールバル諸島のサッセンフィヨルドだ。私にこの場所を思い出させてくれたのは、とある小説に登場する一人の女性だった。

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岡本太郎の言葉「芸術は呪術である」

岡本太郎展

先月、東京都美術館で開催された「岡本太郎展」に行ってきました。私にとって岡本太郎は、アート作品よりも彼の言葉(著作)の方に親しみがあったのですが、今回芸術家としての作品を解説と共にじっくりと鑑賞する機会を得ることができ、岡本太郎の探究心の強さに非常に刺激を受けました。

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