5月5日、こどもの日。おそらく今年一番の暑さの晴天。
長野県下伊那郡阿智村の「花桃の里(花桃まつり)」に行ってきました。
阿智村について興味を持ったのは、昨年『そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル』という本を読んでから。
元々スキー場だった「富士見台高原ロープウェイ・ヘブンスそのはら」が「星空エンターテイメント」を作り上げるまでの実話をモデルにした、物語風に楽しめるビジネス書です。(現在も冬季は「ヘブンスそのはらSNOW WORLD」としてスキーが楽しめるようです。)
地元の飯田市から車で約1時間。昼神温泉は知っていましたが、「日本一の桃源郷」と呼ばれる場所がこんなに近くにあるとは思いもしませんでした。
突き抜ける青空に白い雲。深い緑、明るい緑、茶色味がかった緑、いろんな緑を持った山に、紅白ピンクの可憐な花桃。まるで絵の具をのせたパレットのような、色彩豊かな景色です。
『今住んでいる人にとっても、Uターンする人にとっても、嫁いでくる(移住してくる)人にとっても、地元を誇れる街に。』
そんな温かい思いから、阿智村は「花桃」や「星空」で地域づくりをしているそう。
花桃は毎年植え続けられており、現在村全体で約一万本が植えられているようです。何年後かに再訪すれば、また違う表情に出会えそうだなと感じました。詳しくは「昼神温泉郷公式観光サイト」をご覧ください。
今回は夜まで滞在しませんでしたが、「日本一の星空」が楽しめる「スタービレッジ阿智」の情報も掲載されています。
子どもの日ということで、鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。あまり「観光地化された場所」という感じはせず、豊かな自然や生命と、人々の思いや暮らしを感じる、まさに理想郷。
長野県諏訪市出身の画家、原田泰治の描く世界に入り込んだような、そんな気持ちになりました。