「あなたがデンマーク・デザインに夢中になっている5つのサイン」

Danish Design

5年前に北欧4カ国を旅して以来、北欧の自然とデザインが大好きになりました。
写真はそのとき「Design Museum Denmark(デザインミュージアムデンマーク)」で撮影したもの(アルネ・ヤコブセンの代表作 )。北欧の中でも特にデンマークのデザインに興味を持ち、学びたいと思うようになりました。本当は再訪したいところなのですが、なかなか気軽に行くことはできません。

そんなときに見つけたのが、デンマークのデザインと建築をプロモーションするWEBマガジン「DANISH™」です。
自分自身の学びだけでなく、デンマークに興味がある人にとって良い情報提供になるのでは、と考え、日本語訳をしていくことに決めました。そしてこの投稿は、その雑誌の記事「5 Signs That You’re Obsessed with Danish Design」を訳したものです。


あなたはときどき、とてもすぐれたセンスのにじみ出る家に出くわして、そこに指を触れることさえできなくなったり、特に決まった目的もなく、一晩中デンマークのデザイナーについてグーグル検索したりすることはありますか?

心配しないでください。もしそうだとしても、それはおかしなことではないですから。それには、以下のような理由があるんです。

まず、あなたは恐らく、一般的な「Danish-design-passionaris(デンマークデザイン情熱症)」と診断できます。そして次に、幸運にもあなたは正しい場所に辿り着いているのです。詳しくはまた後ほど。デンマークデザインに対する控えめな情熱については、いくつかの兆候があります。

1、あなたのお気に入りの家具が、「機能的」「分かりやすい」「ミニマル」といった言葉で表すことができる場合

これは仕方がないですね。デンマークデザインの多くが、これらと同じ言葉で表現されていることは、よく知られた事実ですから。
私たちはデザイン大国として、スカンジナビアの特徴を否定することはできませんが、多くのデンマークのデザイナーは、ごまかしのないデザインのような品質や、「form follows function(形態は機能に従う)」といった古い言葉に則ったデザインを、どうやらまだ評価しているようです。なので、もしあなたの好きなデザイナーがこれらの言葉を使ったとしても、驚かないでください。

2、人々があなたに家具のデザインについて尋ねられたとき、ヤコブセン、ウェグナー、モーエンセン、ユール、ケアホルムといった名前がすぐに出てくる場合

みんな大物ですね。アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナー、ボーエ・モーエンセンのようなデンマークデザインの後継者が、その伝統に大きな影響を与えたという事実を、避けて通ることはできません。
「Series 7™」や「Wishbone」または「Spanish」のような椅子がなければ、あなたのお気に入りの椅子は、恐らく全く違って見えていたでしょう。

3、賢明に、次のリビングルームにかかるお金を節約しようと、読み方が分からないデンマークのデザイナーが設計した安楽椅子への不必要な出費を避ける場合

言うまでもなく、私たちはまた、この立派な手柄をたてようと自分自身に挑戦します。
バリュー・チェーンの中で、誰もがよくデザインされた製品を提供することに多大な努力を払っていることを考えると、私たちはこれらの製品が簡単に無料あるいは安くすることはできないということを理解できます。
しかし一方で、私たちは、デザインされたモノは永く受け継がれ、長い人生の中でより多くの喜びをもたらしてくれることを知っているのです。

4、オーク材や表面がざらざらした革、または「トーンダウンし織られたテキスタイル(※)」のような素材であれば、特別な理由がなくても幸せを感じることができる場合

これらの素材が、見た目も感触も完全に良いということ以外に何があるでしょう?幸運にも、典型的な「北欧の素材」の香りは、デンマークから生み出される多くのデザインに取り入れられています。
幸せなことに、これらの素材は、家具とアクセサリー両方のデザインにとても有用です。同時に、それらはよくバランスのとれた持続可能な側面を持つ傾向があります。

5、あなたのお気に入りの家具のブランドから、ブランドカタログのページを入念にめくる(フリックする)とき、デンマーク・デザインの最新かつ最高のものを見逃す心配がある場合

「あなたは郵便局員がやって来るのを心待ちにしていますか?(※)」恐れないでください。もしあなたがデンマークのデザイン(またはそのための建築)にハマっているなら、デンマーク・デザインに関する最もエキサイティングなストーリーは「DANISH™」をご覧ください。(終)

意訳している部分もあります。もし間違った表現がありましたらゴメンナサイ。
また、自分で翻訳しておきながら、分かっていないことがあります。
一つめの※印の「トーンダウンし織られたテキスタイル」ってなんだ?
英語だと「tone-downed weaved textiles」で、Googleの画像検索でなんとなくイメージすることはできたのですが、日本語でズバリの訳が分からないです。

また、二つめの※印の「あなたは郵便局員がやって来るのを心待ちにしていますか?」は、意訳が出来ず直訳したのですが、これだけだとちょっと意味が分からないですよね。
恐らく、『届けてくれる便りを待っているんじゃなくて、自分から能動的に入手しよう!』ってことなのかな。

翻訳ってただ単に言語の問題だけじゃなくて、その国のカルチャーを知らないといけない。奥が深いですよね。

amiko
編集者、デザイナー、宣伝のお仕事などを経験。現在は「デザインライター」として活動中。プログラマーとしてもお仕事をしています。好きなことは、読書、音楽(主にジャズ)、旅行。

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