一泊二日の一人旅に行ってきます。行き先は、長野県松本市にある「上高地」。
「神の降り立つ地(神降地)」とも称される、日本屈指の山岳景勝地です。
出発の前に、今回の「旅のデザイン」をしていきたいと思います。
1、何のために旅をするのか。
(What are you going to travel for?)
デザインにおいて大切なのは、「何のために(目的)」や「誰のために(ターゲット)」について考えること。「ただなんとなく」でも全然アリだと思うのですが、時間もお金も有り余っている訳ではない(完全な娯楽ではない)ので、やはりコンセプトは決めたいと思いました。
私が日頃感じている課題は「地元である長野県について詳しくない」ということです。
「長野県飯田市出身です」と言うと、「ふ〜ん」となることが多いのですが、「長野県出身です」と言うと、「おすすめの場所は?」とか「○○○(私の行ったことがない地域)いいよね!」となり、その後の会話があまり盛り上がらないのです。
学生時代は『田舎は嫌だ!都会に行きたい!』と思っていました。
ですが、過去の旅行先でビビッときた場所に思いを巡らせてみると、「自然に囲まれているところ」という共通点があることに気付きました。『田舎はメリットもデメリットもあるけれど、自然は大好き』なのです。
そこで今回のコンセプトは「信州の自然を知る」に決めました。そしてその体験を、写真と言葉で発信したいと思います。
2、なぜそこへ行くのか。
(Why are you going there?)
では、長野県は広しと言えど、なぜ「上高地」に行くのか。『そこが私を呼んでいる』なんてカッコイイことが言えたらいいのですが(笑)でも、あながち嘘ではなかったりします。
中学二年生のとき、学校の課外学習で登山がありました。一日目は乗鞍、二日目は上高地に行く予定だったのですが、乗鞍は濃霧のため1時間で下山、上高地は高速道路が事故で通行止めのため、行くことができませんでした。残念な経験となりましたが、「大人になってからの方が上高地は楽しめるよ」と言われ、『じゃあこれで良かったんだ』と素直に納得していました。
そのときからずっと『いつか上高地に行こう』と思っていたのですが、『長野県内だし、いつでも行ける』と考え、先延ばしにしていた自分にふと気付く。そんなときこそ『いつかではなく、今行こう!』と踏み出してみる。何をするにもやはり「フットワークの軽さ」は大切ですよね。
こうして決まった今回の旅。「上高地公式ウェブサイト」を参考に、MAPを作ってみました。宿と高速バス「さわやか信州号」の予約をして、準備するのはこのくらい。あとは当日考えながら行動したいと思います。
思えば久しぶりの一人旅。このワクワクドキドキ感を、始まりから終わりまで楽しんでいきたいです。