資格試験の勉強および試験が終わったので、ごほうびのチョコレートを食べている。地元の企業のチョコレート。
東京に来てから知ったブランドだけど、なんだかとても懐かしい。
何事にも当てはまるが、受動的なことは楽しくなくて、能動的なことは楽しい。
資格試験の勉強は、自分はやらされているという訳ではないから能動的な学びではあるが、仕事でスキルアップしなければいけない、という使命感と焦燥感があるので、楽しい面もあれば、楽しくない面もある。
「ごほうびとビーントゥバー」というブログも以前書いたが、「楽しくない」というビターな感情をカバーするために、また、その過程を乗り越えた先に、自分には甘いご褒美が必要なのだ。きっとそういう人は多いだろう。
今回のチョコレートは「信州里の菓工房」の「さとのかディップ」。数年前に百貨店で働いていた時、バレンタインの催事で出会ってからお気に入りのブランドだ。パッケージデザインは、素朴で可愛らしい感じ。
「信州里の菓工房」の本店は、南信州の飯島町にあるそうだ。飯島は高速バスで飯田に行く時、必ず通る場所。でも、今まで一度も途中下車したことはない。
「さとのかディップ」は、フルーツとチョコレートを合わせたスイーツ。中でも「市田柿」は南信州の特産品だ。飯田にいた頃は毎年冬になると食べていたので珍しくもなかったが、東京に来てからは食べる機会がほとんどなくなってしまった。正直なところ、子供の頃はそこまで好きではなかった。
しかし、久しぶりに食べる市田柿は、とても美味しかった。砂糖を使っていないのに、砂糖よりも甘い。それでいて、白砂糖のような人工的な甘さはなく、濃厚なのに後味が爽やかなのだ。「さとのかディップ」はチョコレートとの相性も良く、横文字で表現できる新しい和菓子だなと思った。ちなみに市田柿は、バターやバニラアイスとも相性が良いようだ。
南信州では他にも、市田柿を使ったスイーツを作っている洋菓子店・和菓子店がある。改めてその美味しさに気付くことができたので、今度色々な市田柿スイーツを食べてみたいと思った。そして、食べたことがない人は、ぜひ一度食べてみて欲しい。
試験の合否が分かるのはまだ少し先だけど、受かっていたらまた何かご褒美でも買おうかな。世の中が大変な状況な時にこそ、一つでも多くの楽しみを拵えて、明るく前向きに生きていきたい。